飲みの席で本気で語らいあえるひとが好き。
社会問題とかふれてみたり。
人間関係語ってみたり。
些細な悩みを励まし合ったり。
ユーモアで時折息を抜きながら。
そのひとの人生をかいまみて、わたしの道も開けてく。
一緒にぼーっと静かな時間を共有できるひとが好き。
わたしはそのひとの前で常にひとり。
ニュートラルなわたしでいられる。
ハイでもローでもない。
だからちっとも疲れない。
なのに、そばに、いてくれて。
だから、寂しくも、ならない。
目の前で泣かせてくれるひとが好き。
心の内にいつのまにか募った汚濁を流して流して、その様をただ受け流し見守ってくれる。
例えどんなに情けない苦しみでも、安心して涙を流せるあたたかい居場所。
わたしは弱さを知り、弱さを受けとめる強さを手にいれる。
ひとの優しさに触れるたび、わたしはそこに光をみる。
あたたかくわたしを照らし、ほっと安堵もたらしてくれる光。
そしてまたひとつ哀しみほどけて、涙の粒となりこぼれ落ちていく。
どんなひとでも美しい。
わたしはひとが、大好きです。