2007年 09月 19日
Photoshop tips クリッピングマスク 応用編
さて、予告通り、応用編にいってみたいと思います。

前回の基本編では、クリッピングマスクを型抜き機能として使う方法について書きました。
今回は通常レイヤーではなく、調整レイヤーにクリッピングマスクを作成する方法をご紹介します。



調整レイヤー、トーンカーブやレベル補正が何度でもやり直しが効いて、とても便利なんですけれど。
使ったことがある方はお分かりと思いますが、ひとつ調整レイヤーを配置すると、その調整レイヤー以下すべてのレイヤーに処理が加わってしまいます。
こちらの画像を使って実際に試してみましょう。
a0085248_23373638.jpg
この画像のうち、真ん中の焼き魚の写真だけモノクロ変換したいとして、調整レイヤーで処理をしてみます。

(1)「焼き魚」レイヤーの上に、調整レイヤー「白黒」を配置します。「塗りつぶしまたは調整レイヤーを新規作成」>「白黒」とクリックすると、白黒ダイアログがあらわれるので、OKをクリック。
a0085248_03841.gif
すると、こんな風に調整レイヤーが作成されます。
a0085248_042838.gif
だけどあれれ、調整レイヤー以下のレイヤー全て、モノクロになっちゃいました。
a0085248_0191256.jpg
こんな風に、全部にかかっちゃうのは困るんだけど、って場合もありますよね。そんなとき、レイヤーマスクをかける方が多いと思うのですが、クリッピングマスクを使うとより簡単です。
やってみましょう。

(2)調整レイヤーが選択されている状態で、メニュー「レイヤー」>「クリッピングマスクを作成」をクリック。
a0085248_0522349.gif
手順はこれだけ。白黒の調整レイヤーが「焼き魚」レイヤーの形にくり抜かれたことになり、結果的に焼き魚の写真だけがモノクロ変換された形になります。
↓こちらが出来上がり画像。
a0085248_034883.jpg

そしてここからが醍醐味。クリッピングマスクは複数レイヤーに設定出来るんです。
↓こんな風に複数の調整レイヤーを特定レイヤーにだけ施すことが出来ます。(チャンネルミキサー、トーンカーブ、ともに焼き魚レイヤーにだけ効果がかかっています)
a0085248_046333.gif
手順はまったく一緒です。対象のレイヤーを選択してクリッピングマスクを作成。それを繰り返すだけ。

また、調整レイヤーにクリッピングマスクを作成する用法は、レタッチの際にも有用です。
例えば。
↓こちらが元画像。
a0085248_1373128.jpg
↓加工後。色味の違い、分かりますでしょうか。
a0085248_1505581.jpg
何をしているかと言うと、赤い部分は彩度高→彩度低のグラデーションに、他の部分は彩度を少し低く、という処理をしています。赤が少し際立つようにって感じの処理です。あんまりいい作例じゃないのですが、ご容赦下さい。(。‐_‐。)
a0085248_1512027.gif
彩度高→低のグラデーションは、調整レイヤーを2枚使っています。「色相・彩度1」が高、「色相・彩度3」が低。レイヤーマスクをグラデーション化しています。

こんな風に、クリッピングマスクを使うと、調整レイヤーの使い勝手が広がります。
基礎編のように、「型抜きツールね」と思って使っているだけではもったいない機能です。

さて、次回は概念編です。結局クリッピングマスクってなんなの?ということについて、もう少し突っ込んで考えてみたいと思います。
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by seika79 | 2007-09-19 11:46 | メモ


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