2007年 09月 20日
Photoshop tips クリッピングマスク 概念編
はてさて、概念編です。
基礎編応用編では、特に概念にふれることなく、実際の用法について書いてきました。
今回は、じゃあそもそもクリッピングマスクってなあに、というところについてです。



「マスク」というのは覆い隠すという意味です。
クリッピングマスクも、例にもれず覆い隠す機能を指します。何を隠しているかと言うと、ベースレイヤーの透明部分です。
基本編の作例で考えてみましょう。
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下に配置されているテキストレイヤーがベースレイヤー。図中の灰色部分が、ベースレイヤーの透明部分とします。
緑の水玉パターンのレイヤーにクリッピングマスクを作成した場合、このベースレイヤーの透明部分がマスクとして機能します。
結果、文字の形で切り取られたように見える訳です。

そしてここから少しポイントです、「ベースレイヤーの透明部分をマスクとして機能させる」ということは、つまりベースレイヤーの透明度も影響します
ベースレイヤーが半透明であれば、対象レイヤーも半透明になります。
↓こんな感じ。
a0085248_23563593.gif
この作例は、ベースレイヤーにレイヤーマスクをかけ、右上に向かって徐々に半透明になるように設定しています。クリッピングマスクのかかったテキストレイヤーも一緒に半透明になっているのがお分かり頂けるでしょうか。クリッピングマスクは、こんな風に透明度も同期させることが出来るのです。
なので、要はクリッピングマスク=レイヤーマスクのグループ版、という捉え方が一番分かりやすいかもしれません。(レイヤーマスクに親しみがある方であれば。)

ちなみに、「クリップ」は挟むという意味が日本語としては有名ですが、もうひとつ、切り取るという意味があります。なので切り取り用マスク、というのが和訳といったところでしょうか。(マスクは日本語じゃないけど、笑)
ベースレイヤーは、丁度洋裁で言うところの型紙のような機能を果たします。布を何枚も何枚も、ちょきちょき切っていく訳です。(応用編で1つのベースレイヤーを基軸に、複数のレイヤーにクリッピングマスクを作成出来ることを書きましたが、これはそんなイメージです)

それからもうひとつ。
クリッピングマスクは、複数のレイヤーを疑似的に単一のレイヤーとして取り扱うのが特徴的です。
例えば。
ベースレイヤーを表示・非表示すると、クリッピングマスクのかかったレイヤーも連動して、まとめて表示・非表示になります。
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ベースレイヤーを非表示にしただけで、クリッピングマスクされたレイヤーも非表示に。
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この機能は、多数のレイヤーを重ねている場合、結構便利です。

ただし、位置移動や拡大・縮小は連動されません。それらの効果を連動したい場合は、レイヤーをリンクさせる必要があります。
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レイヤーがリンクされました。これで位置移動、拡大・縮小など、1レイヤー操作すれば連動するようになります。

また、ベースレイヤーの編集=マスクの編集となりますので、レイヤーマスクの場合のように、ひとつひとつ編集する必要がありません。

↓この画像も、
a0085248_21423656.gif
テキストレイヤーさえなおせば、画像の切り抜きが修正されます。
a0085248_21453381.gif
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クリッピングマスクを使いこなせば、レイヤーの取り扱いがより簡便になります。ぜひお試しあれ。
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by seika79 | 2007-09-20 23:59 | メモ


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